ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ:さすがスマイリー

 前に書いたように、スマイリーが主人公の作品を順に読んでいる。やはり本作品は、スマイリーものの最高傑作ではないかと思う。かなり長い作品で、スマイリーは引退した部外者でありながら、英国情報部の2重スパイ(もぐら)を見つけるという作戦を極秘に引き受ける。
 容疑者が、幹部なので、正式の調査はできない。本部に保存されている記録は、仲間のギラムに盗み出してもらう必要がある。何が起きていたかという事情聴取も相手がどこにいるかを探しながら、独自に進める必要がある。一歩、一歩、証拠を固めながら、真相に迫っていく。
 通勤電車で、終わりの30ページくらいまで来てしまい、そのまま会社へ行かず、喫茶店で残りを一気に読んでしまうはめになった。

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