トルコ沖の砲煙:正規の艦長となったホーンブロワーの活躍

 前作では、海尉のままで艦長になったが、本艦は海佐として正式の艦長となったホーンブロワーの活躍を描く。とはいっても、年功序で言うと下っ端なので、小型艦の船長でしかない。しかも、部下は総入れ替えである。前作では、優秀な副長がいたが、本作の副長はあまり優秀とはいえない。しかも、ドイツの王子まで引き受けるはめになってしまう。
 前にも書いたが、やはり艦長としての活躍は、わくわくさせられる。