コンスタンティノーブルの陥落:塩野七生の若い頃の作品だが

 若い頃はこんな感じの小説を書いていたんだ、と軽い驚きがあった。内容は、塩野七生に違いないのだが、視点が少し人よりである。歴史を書くというより、歴史の生き証人達の物語を書く、という感じだ。
 ローマ人の物語のような大作もいいが、こうした小説も捨てがたい魅力がある。今でも書店の棚に必ず置いてある作新のはずである。

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