バッタを倒しにアフリカへ:ポスドクの大活躍

 日本におけるポスドクの扱いは、本当にひどい。よほど、実家が豊かでない限り、博士課程に進むものではない。私も、自分の子供には修士で就職するように強く勧めた。
 この著者は、そういう未来が不明な状況に耐え、自分の好きな道を進んでいった。本書は、その青春記(というには、ポスドクは年をとりすぎだが)である。今は、無事就職できたようだが、今度は、出た釘は打たれるという、日本の風土に苦しむに違いない。持ち前の明るさで、突き進んでほしいと願う。

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