1984年:面白く、そして怖い小説

 本書が、1948年に出版され、その最後の2桁の数字をひっくり返して1984年という題名で発表したことは有名な話だ。実際に、1984年が来た時には、非常に話題になっていたことを、今でも覚えている(真理省が介在しないからね。。。)。
 体制に疑問を持ち、そして最後には屈服してしまうこの小説は、本当に恐ろしい。読みにくいとことも多いが、小説としての面白さもある。本書と、本書の作者の別の著作「動物農園」とは全体主義・独裁主義の怖さを小説という形で教えてくれる。