「日本人論」再考:実は正しく読まれていない日本人論の古典

 まず、書き出しがいい。日本人による日本の理解には、国際日本、大日本、小日本の3種類がある、というところからスタートする。
 そして、各時代で代表的な日本人論について述べるのであるが、実は読まれ方に誤解がある、というところを解きほぐしながら、各古典を正しく解釈した上で、日本人論を語るという労作である。
 日本人論の古典の内容を正しく知るだけでも、この本を読む価値がある。

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