たいていのことは20時間で習得できる:プロになるなら1万時間だが一定のレベ ルでいいなら20時間

 習得ということに関しては、1万時間という時間が一般に使われる。でも、この1万時間というのは、プロになるのに必要な習得時間であり、そうでないスキルであれば、工夫さえすれば、20時間で習得できるとうのが、本書の主張である。
 それはそうだ。プロの料理人になるなら1万時間必要だろうが、ちょっとした酒の肴を作ろうと思い立った時には、短い時間で、食べられる程度には習得したい。それを20時間という短い時間で成し遂げるための考え方とノウハウを書いた本だ。
 総論は参考になる。ただ、各論が、ヨガ、プログラミング、タッチタイピング、囲碁、ウクレレ、ウィンドサーフィンという、今の私には、興味のわかない分野だったので、各論は読んでいない。いくら20時間で習得できても、興味のないことにまでは、読み気さえ起きない。習得の第一歩は、興味なのだろう。

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