サムライカード世界へ:JCBカード国際化の黎明期の奮闘

 2002年刊行の本なので、情報としては古い。でも、この本の中心は、JCBカードを国際カードとして展開するにあたってのJCB社員の奮闘を描いた本なので、最後の方のICカード対応やSUICAとの連携などの話を除いては、今読んでも面白い。
 何もないところから、クレジットカードという信用がすべてのシステムを各国に売り込んでいく。想像を絶する大変さだったであろう。それ克服し、今でも国際カードとして通用しているJCBの基礎を作った人々のバイタリティーに圧倒される。