なぜ、我々はマネジメントの道を歩むのか:マネージャー必読の詩

 マネージャー必読と書いてはみたものの、実際には好き嫌いが分かれる本だ。ビジネス書のコーナーへ行くと、著者で本が並んでいる一人である。昔、どんな本を書いているのだろう、と思って、手に取ったことがあるが、その時は、なんて行間ばかりのすかすかの本だろうと思って、買わなかった。
 自分がマネージャーになってから、ある講演会でこの人の語る内容に共感を覚えて、その日からこの著者のファンになった。特に、この本は、自分にとって、マネージャーとはなんであるのかを確認する本になっている。年に1回くらい読み返している。文章は短く、簡潔で、まるで詩のような文体なのですぐに読める。でも内容は深い。読み返すたびに、新しい発見がある。
 長年、絶版になっていたが、電子書籍化されたようだ。