オトナの社会科見学:国会議事堂、長崎造船所資料館へも進出する日本美術応援団

 以前書いた、赤瀬川原平と山下裕二による日本美術応援団の第4弾である。美術館だけではあきたらず、国会議事堂や長崎造船所資料館へも進出して、そこで美術する。美術というのは、美術館や博物館で鑑賞するだけのものではない、ということがよくわかる。東大総合研究博物館では、貝の展覧会で、その展示のデザイン性に感心したりしている。
 さすがに、ここまで範囲が広がると、日本美術応援団というよりは、確かに社会科見学である。しかし、これも前に書いたオトナの修学旅行でも思ったのだが、修学旅行とか社会科見学というのは、オトナになってから見る方がよく見えるものもあるのだろう。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。