アマゾノミクス:著者の考え方に共鳴するにせよ、しないにせよ、今後の世界を考える良い本

 既に始まっているデータ社会について、その最先端で仕事をしてきたデータ・サイエンティストが著者。かなり、自由に、やってきたこと、今後来るであろうこと、その利点、欠点について書いた本である。
 最初の、amazonでできることに書かれた部分は、本当にびっくりである。ただ、だんだんとあきてくる。たぶん、著者の言う新しいプライバシーの考え方に共鳴できない部分が多いからだろう。若い世代なら共鳴できる人も多いと思う。考え方に共鳴するにせよ、しないにせよ、今後の世界を考える良い本だ。