乱読のセレンディピティ:読書と考えるということの関係

 思考の整理学で有名な著者のエッセイである。例によって、乱読というキーワードをもとに、著者が考えてきたいろいろな経験を語る。読むべし、読まれるべからず、というように、あくまで考えることを中心とした読書論である。
 ただ、本署の中で面白いのは、「英語青年」といいう雑誌の編集を任されたエピソードである。どのようにして読者を得るか、というところから、エディターシップ論を発想したという読書とはあまり関係のないエピソードだったりする。

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