戦国大名の城を読む:内容は面白いのだが写真がわかりにくい

 戦国大名が構築した各地の城に関して、時代ごとに特徴となる部分を解説するという面白い内容。ただ、そうした解説では、実際にどうなっているのかという写真や図が重要なのだが、それがわかりにくいのである。写真が白黒である、ということもあるのだが、写真のいったいどの部分が、本文の解説にあるのかがわからないのである。そもそも写真に対する詳しい解説がない。
 もともと、ある程度知識のある人ならわかるのだろうが、新書なので、予備知識がない読者が対象だと思う。そういう読者には、少し不親切な本である。

 

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