ヴォル・ゲーム:今度は巻き込まれ型の大騒動

 前作では、どちらかと言えば、自ら騒動を大きくしていく主人公マイルズであった。今回は、最初のうちはしおらしく従順に、と思ってはいれも、どんどん巻き込まれ、最後にはやはり、マイルズ自ら仕掛けて大騒動という作品だ。

エンジェルメイカー:ちょっと話がぶっとびすぎ

 主人公が、いつもとは違う、ちょっとした仕事を引き受けるところから始まる物語。うまい書き出しである。それが、どんどん話が大きくなっていく。でも、ちょっと話がぶっとびすぎである。ここまでぶっとぶとSFじゃないの、というところまで話はぶっとぶ。ついていける人には、このボリュームは快感だが、ついていけない人間には、途中下車のボリュームである。