学校を卒業してから定年まで、1つの会社で勤めた人間にとって、勤め先を変えるには、それなりに決心がいる。せっかく応募しても、書類審査で落とされた。でも、自分で考えたことなので、一応、やり通せた。
今の会社に勤務して、まだ1ヶ月だ。会社の仕組みが異なるし、通勤時間も長くなって、正直言って、楽ではない。でも、開発の仕事は楽しい。平社員なので、会議もなく、1日中、技術の仕事をやってられる。
もちろん、人間関係で悩むこともあるかもしれないが、仕事だけでいえば、あと10年、楽しく仕事できそうだ。今のところは、よかったと思っている。
カテゴリー: 転職活動
私の転職日記(7):先輩の助言
そもそもの発端が、先輩からのメールであった。その後、その人も含め、3人ほど、実際に転職した先輩と会って、相談することができた。
この年になっても、身近なロールモデルがいるかいないかは重要である。
私の転職日記(6):実際の転職活動
結果的に、主として利用したのは、リクルート・エージェントであった。ここは、自分の情報を求人の会社に情報提供するという選択肢を選択すると、求人会社からも欲しい人がいるとオファーできる仕組みがある。
実際に、求人情報を見て、ブックマークしておくと、そのブックマークした会社とか、その会社を担当しているリクルート・エージェントの担当者からオファーが来る。結局、オファーなしで応募した会社は、全て書類審査で×。このオファーで、3社ほど面談して、最初にOKしてくれた会社に就職することにした。給料は安いが、組み込み開発をやれるし、70歳まで働けるみたいだし、何より、面談で社長と話が合ったのが決め手であった。
活動全体としては、3ヶ月ほどである。定年退職組の就活は半年くらいが目安らしいので、まあ、早く決まった方だろう。結果的に、定年退職までに転職先が決まり、定年退職した翌月から仕事をすることができた。
私の転職日記(5):転職サイトいろいろ
職務経歴書を2週間くらいかけて作成して、いろんなサイトに応募してみた。反応は、いくつかに分かれる。
・全く何の返事もないとこと
・応募された職歴に適した職を紹介できません、と体よく断りを入れてくるところ
・一応、その求職サイトの担当者に面談できるが、その後、全く何も紹介のないところ(意外にこのパターンが多い。これなら、最初から断られる方がましだ)
・担当者とは、電話でしか話ができないが、一応、まじめに紹介してくれるところ
もう一つは、ハローワークである。飯田橋のハローワークには、中核人材確保支援センターというのがあって、求職者の経歴を登録して、それを見て会社からオファオーが来るという仕組みがあった。これも利用してみて、4件ほどオファーがあった。少しミスマッチだったので、この仕組みでは決まらなかったのだが、いい仕組みだと思う。でも、ちょっと検索してみたら、この仕組みは中止になったらしい。
私の転職日記(4):定年退職者の就活はきびしい
転職市場といっても、若い人と,定年退職組とはえらい違いだ。それは、先方の気持ちになってみればわかる。会社の大半は、60歳定年、最強で65歳まである。そんな会社に、60歳から働きたいと言っても、現社員の定年退職組の再雇用で精一杯で、他の会社の定年退職組など、論外であろう。
登録した転職サイトの担当者にも、それは、はっきりと言われた。実際、年齢不問の応募条件の会社に応募しても、書類ですぐに×になることが多かった。応募した次の日に×というのは、どう考えても、まじめに考えた結果ではなく、年齢だけで×にしているとしか思えない。
私の転職日記(3):何がしたいのか?
この年になって、自分の進路を考えるというのは、不思議な気持ちである。でも、人生100年時代、再雇用を選択するにしても、考えた上での決心にしようと思った。
あらためて考えてみると、再雇用で5年間仕事をするといっても、結構長い。子供は独立しているので、どうしても学費をかせがなくては、というようなしがらみもない。
技術者は、天職だと思っている。できれば、自分の技術で、また技術開発の前線に立ちたい。でも、その技術は、組み込み技術で、今流行のAIのような技術ではない。たぶん、今の職場では、管理職をリタイアした組み込み技樹屋は必要としてそうはない。
定年後くらい、自分の天職をやりたい。それも、5年ではなく、10年くらいは、現役で働けるとことがいい。
そう思った時点で、天職活動を決心していた。
私の転職日記(2):始まりは先輩からのメール
もともと前職の会社には、定年後の再雇用制度があった。定年退職する人のかなりの割合で(感覚的には80%くらい)で再雇用を選択していた。残りの半分が転職組、半分が仕事をせず悠々自適組であった。
そんな訳で、定年退職半年前の時点では、そのまま再雇用というつもりでいた。
ところが、ある日、先輩の転職組の人からメールが来た。転職活動するならそろそろだぞ、というメールであった。別に、その人が勤めている会社に来い、という話ではなく、後輩の進路を心配してメールしてくれたのだ。
それまで、再雇用を、と思っていたのは、確たる考えがあったわけではない。その
先輩のメールをきっかけに、少し自分の進路を考えようと思った。いつまでたっても、先輩というのは、ありがたいものである。
私の転職日記(1):転職日記で書こうと思っていること
前のブログのプロフォールにも書いたように、大手電機メーカーに勤務していた。今年の3月に、その電機メーカーを定年退職し、今は、中小企業に勤務しいている。
当初、その電機メーカーで再雇用を選択するつもりだったのだが、あるきっかけで転職しようと決意し、今の会社に勤務することになった。
定年後の仕事の選択肢の1つとして、参考になるかもしれないということで、少し転職活動期間中のことを書いてみようと思う。