無線給電技術

 せっかく通信は無線化できても、電源が無線化されなければ、本当の無線化にはならない。IoT機器では、電池で動くものが結構あるが、それでも、いつかは電池交換しなければならない。やはり、本命は無線給電だろう。

 東芝が5.7GHz帯マイクロ波給電システムを改良、5GHz帯Wi-Fiとの共存も可能には、そんな可能性を感じさせてくれる技術である。距離3mで100mW、距離10mで1mWの電力を給電することができた、とあるから、IoT機器くらいなら、これで駆動できるかもしれない。

年間1860時間の残業って・・・

 勤務医の残業時間、上限規制の「年960時間超」が2割…「1860時間超」も4% を読んで本当に驚いた。年間1860時間の残業ってどういうことなんだろう。しかも、これが違法でないとは。地域医療を担う病院の勤務医の場合は、例外的に2035年度末まで、年1860時間となる、らしい。驚き以外の言葉が出てこない。

ロームがラピステクノロジーを吸収合併:がんばって欲しい

 ロームがラピステクノロジーを吸収合併、2024年4月にらしい。100%子会社だったし、ラピステクノロジーの半導体は、ロームの半導体戦略とうまく整合しているように見えたので、それほど不思議ではない。むしろ、ラピステクノロジーという少し変わったブランド名よりもロームの方が商売もしやすいのかもしれない。日本の半導体メーカーとして頑張ってほしい。

再雇用の給与差

 定年再雇用、基本給格差「支給目的で検討」  最高裁初判断という記事を読みながら、自分のことを思い出していた。私は、定年退職後、転職した。いくつか理由があるが、その一つは、給与の問題である。再雇用になると、現職時より給与が下がる。管理職だった場合、管理職手当もなくなるので、もっと下がる。6割どころではなく、3割程度になるのが、その会社の実態であった。やってられないなあ、というのが実感であった。まあ、運良く転職でき、現職時代の6割程度の給与で働けている。いつまで続けられるかは、わからないが。

運用でのミスの対処方法は難しい

 マイナカード誤登録、9自治体14件に拡大…ログアウトしていない共用端末で口座上書きという記事で思うのは、こういうミスって、どうやって回避できるんだろうか?ということである。富士通のシステムのミスは論外である。あれは、基本的なことができていなかったバグのようだ。でも、今回のようなことは、どこでも起きうることである。これを皆無にするには、共用端末を認めないという運用が一番だろう。でも、そうはいかない。じゃあ、人が監視するのだろうか?案内人のような人がいて、次に使う前に、必ずログアウトされているかを確認するという対応があり得る。
 実際に、これと似た話があって、先日パスポートのために発行窓口へ行った。その際に、写真を、その窓口近くのセルフ写真で撮影したのだが、係の人が来て、撮影の前後でアドバイスしてくれた。パスポートの写真で失敗することが多いので、係の人を配置しているのだろう。結局は、人がカバーするしかないのかもしれない。

 

健康保険証が廃止されマイナンバーカードに一本化:紛失した時のダメージが大きすぎない?

 マイナ法改正案が衆院通過 保険証廃止しカード一本化によれば、2024年秋に健康保険証が廃止されマイナンバーカードが必要になるらしい。一応、マイナンバーカードの保険証登録手続きはしたが、実際に保険証として使ったことはない。私は、外出先でケガをしたりするリスクを考えて、いつも健康保険証を持ち歩いている。そのかわり、2024年秋からは、マイナンバーカードを常時持ち歩くというのは、何か怖い気がする。万が一、紛失した時のダメージが大きそうだからだ。本当に大丈夫なんだろうか?

地学は昔から不人気だった

 高校「地学」存続の危機、富山県立高では6年開講なしを読んで、自分が高校生だった40年以上も前のことを思い出した。あの頃から、地学は人気なかった。我々の頃は、たとえ文系でも、物理Ⅰ、化学Ⅰ、生物Ⅰ、地学Ⅰを勉強する必要があった。3年になって、文系か理系かを選択する。理系を選択したときに、理科のⅡを選択できるのだが、その時の選択肢は、物理Ⅱ、化学Ⅱ、生物Ⅱだけで、地学Ⅱの選択肢はなかった。昔からそういうものだったのだ。でも、今になって、実は、地学というのは、生活に密着した面白い科目だったんだなあ、と思っている。とはいっても、高校時代の自分は、そんなことは思いもせず、地学の時間はほとんど寝ていた。

デンソー新社長はソフトウェア出身:メーカーでもソフトウエア重視の時代?

 デンソー新社長はソフトウェア出身、「社内に世界でも負けない財産」というニュースを読んで、車載関連の会社でソフトウエア開発者が社長になる時代なんだなあ、と思った。おそらく組み込みソフトウエアの出身なんだろう。メーカーの社長としては、めずらしいと思う。長年、組み込み関連を担当してきた私などは、これで本当にソフトウエアが重視される時代が来たのかもと思う。製品の付加価値を作るのはソフトウエアだと言われて久しい。でも、よく考えると、付加価値って、何となくオマケのようなニュアンスがある。基本機能を提供するのはハードウエアだ、ということの裏返しの表現のようにも思える。組み込みソフトウエアの価値を評価できる時代がやってきてほしいものだ。

マイナンバーが漏れるとどうなるんだろう?

 新たにマイナンバーの漏洩が発覚、富士通Japanのコンビニ交付サービスの不具合でという記事を読んで、まあシステム障害は絶対にないとはいえないしなあ、と思った。が、漏れる対象がマイナンバーというのが気になる。クレジット番号もまずいが、この場合は、お金だけの問題だ。でもマイナンバーの場合、健康保険証とか免許証に使うということになっているので、お金以上にやっかいな問題だ。お金の問題は、お金で保証できるが、マイナンバーの場合は、そうはいかないように思う。そもそも、何らかの理由でマイナンバーが漏れたら、どんなことが起きるのかが不明だ。せめて、このあたりのことは、リスク情報として、解説してくれないものだろうか?

NTTの通信障害がソフトバンクへも影響

 NTTの通信障害、ソフトバンクの光回線サービスにも影響によれば、NTTでの通信障害が、ソフトバンクの光回線にまで影響しているという。たぶん、ソフトバンクの光回線の一部にNTTの回線を使っているのだろう。ネットワークでの障害は、どこまで影響するかがわからないのが怖いところだ。