MSJの開発中止:コンコルドの二の舞は避けれられた・・・

 1兆円規模投じた国産ジェット旅客機「MSJ」開発実らずというニュースは、なかなか衝撃である。まあ、あれだけ遅延したプロジェクトである。今さらうまくいかないだろう。それにしても1兆円とはねえ。サンクコストとしては、恐ろしい金額である。とはいえ、サンクコストとして有名なコンコルドの二の舞にならずにすんでよかったというべきなのだろう。

公衆Wi-Fiサービスでの偽アクセスポイント:こんなに簡単にできるとは

 公衆Wi-Fiサービスが危険な理由、「悪魔の双子攻撃」に注意という記事の中で、偽のアクセスポイントがいかに簡単に作れるかが説明されている。まあ、実際には、正規のアクセスポイントの近くに偽のアクセスポイントを設置する必要があるので、作るのは簡単だが、有効に機能させるのは、実は難しいだろうが、本当に悪意があれば簡単にできてしまうのが恐ろしい。

CとC++は違うよなあ、確かに

 C/C++からの移行を促すNSAのガイダンス、C++生みの親Stroustrup氏が見解表明という記事の中で、「CとC++を同類視してC/C++と表現している」「多くの人は『C/C++』という架空の言語の話題を持ち出し、C言語側の弱点にばかりスポットを当てて話を進める。」というStroustrup氏の発言があった。確かに、CとC++を同じようにくくるのはよくない。C++がCから派生した言語であることは確かだろうが、今や全く違う言語体系になっている。

MicroPythonをどこで使うか?

 前回、Interface誌の特集に関する感想を書いた。MicroPythonの特集である。技術的には面白い。でも、どこで使うんだろう?という疑問が出てきた。少なくとも製品には使えないだろう。となると、ちょっとした計測などで使うことになるが、その場合、ラズパイという選択肢がある。ラズパイなら、MicroPythonではなく、Pythonが使える。なにせLinuxだから。開発環境も、こちらの方がいい。価格も、それほど高くない。周辺機器も豊富だ。

Interface 3月号の特集は「マイコン試作&学習 MicroPython教科書」:その通りの特集記事

 Interface 3月号の特集は、マイコン試作&学習 MicroPython教科書。MicroPythonは組み込み向けに作られたPythonのサブセットである。サブセットといいながら、組み込みで使うには十分な仕様である。
 製品開発には、組み込みでは、今でもC言語が主流だろう。でも、ちょっとした実験とかで、C言語で書いて、デバッガでデバッグして、というのは、面倒だ。そんな時は、インタプリタであるPythonでちょっと動かしたいというのは、よくあることだ。
 そんな時には、本特集が役に立つだろう。

開発テーマを点数評価するのは無理だ

 「ゾンビテーマ」を温存しようとしていないかは、前職の研究所時代に経験した。研究所というのは、テーマの評価が難しい。技術で儲かるわけではないので、必ず、その技術が生み出すであろう商品やサーボスを語る必要があるからだ。でも実際には難しい。
 ただ、経営層は、その難しいことを、点数評価したがる。私の経験でも、点数で評価しようという試みが何ともなされ、ことごとく、時間が経過すると試み自体が消滅した。

東電の値上げはきつい

 東電、3割値上げを申請 平均家庭で月2611円負担増える見通しは、ちょっと厳しいなあ。光熱費は固定費に近い。節約しようとしても、なかなか節約できるものではない。もともと、エアコンの温度設定は控えめにしているし、できる限りこまめに電気も消している。だから、これ以上節電は難しい。下手にエアコンをけちるとからだに悪い。
 それにしても、3割とはねえ。定年後の薄給の身にはこたえる。年金生活の人なら、余計にこたえるだろう。