私の転職日記(2):始まりは先輩からのメール

 もともと前職の会社には、定年後の再雇用制度があった。定年退職する人のかなりの割合で(感覚的には80%くらい)で再雇用を選択していた。残りの半分が転職組、半分が仕事をせず悠々自適組であった。
 そんな訳で、定年退職半年前の時点では、そのまま再雇用というつもりでいた。
 ところが、ある日、先輩の転職組の人からメールが来た。転職活動するならそろそろだぞ、というメールであった。別に、その人が勤めている会社に来い、という話ではなく、後輩の進路を心配してメールしてくれたのだ。
 それまで、再雇用を、と思っていたのは、確たる考えがあったわけではない。その

先輩のメールをきっかけに、少し自分の進路を考えようと思った。いつまでたっても、先輩というのは、ありがたいものである。