ミクロの決死圏2:ミクロ化で起きる現象を楽しめるかどうか

 前作は、映画化のノベライズだった。本作は、アシモフの作品である。なので、当然、冒険という内容にはならない。さえない主人公がイヤイヤミクロ化され、人体に入って出てくるという作品である。
 レビューでは、否定的な意見が多かったが、私は楽しめた。たぶん、人の思考を読み取れるかというようなメインスローリーではなく、ミクロ化で起きる現象を小説として楽しめるかどうかが、評価の分かれ目なのだろう。少なくとも、ストーリーは大したことはない。でも、細部は面白い。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。