はだかの太陽:謎解きと社会描写とがうまくマッチング

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 前に感想を書いた鋼鉄都市の続編。今度の舞台は地球ではなく、惑星ソラリア。高度に発達したロボット社会で、人は家族単位ではなく、個人単位で生活している。映像によるコンタクト手段が発達しているため、人と人とが実際に会うことはほとんどなく、そのため実際に人と会うことが忌避されているという世界だ。この世界で、殺人事件が発生する。ソラリアには警察機関がないため、主人公が呼ばれ、捜査を開始する。
 ロボット3原則をベースにしたSFミステリなのだが、謎解きとソラリアの社会描写とがうまくマッチングしていて、心地よく小説の世界に浸れる。