オマル:フランス作家による正当派SF

 総面積は地球の5000倍にもおよぶ巨大惑星オマル。そこではヒト族、シレ族、ホドキン族の3種族が暮らしていた。この設定だけで、わくわくしてしまう。正当派の冒険SFである。ちょっと、ハイペリオンを思わせるような展開もあり、一気に読めた。フランスSFといいうことで、手に取る前は少し躊躇したけど、面白い。ただ、結末は、ちょっとあっけない。続編に期待する。