レンズが撮らえた19世紀ヨーロッパ:もう少し建物や風景写真が多ければ・・・

 写真というのは、そう古い技術ではない。とはいえ、19世紀後半には、それなりの画質の写真が撮れた時代である。もちろん、今のデジカメのように、誰でも使えるということはなかったが、国王や宮殿の写真などは残っている。
 本書は、19世紀のヨーロッパを映したそうした貴重な写真で、歴史を物語るという本である。万国博覧会などの貴重な写真は、本当に興味深い。
 ただ、意外に、王族などの人物写真が多い。私が理系のせいなのか、はっきりいって、王族の写真や歴史はあまり興味がない。建物や、後ろの方に少しだけ紹介されている発明品の写真などがもっと載っていれば、もっと楽しめた。

 

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