きょういくは教育ではなく「今日、行くところがある」。きょうようは教養ではなく、「今日、用がある」。確かにそうかもしれない。
学校卒業後、ずっとサラリーマンをやってきて、平日には、必ず「会社」という「今日、行くところ」があった。それがなくなるのが、定年ということだ。そして、新たに「今日、行くところ」を作り出す必要があるというのは、目から鱗である。
全体的に、深刻にならずに、定年後の課題と実践提案とがまとめられている。特徴的なのは、男女で差のあるところも、きっちり触れられていることである。題名通りである。
 後期高齢者の仲間入りをするまでは働きたい。仕事をする以外に「今日、行くところ」を作れる自信はない。勤め先の定年後再雇用は、65歳で打ち切りである。さすがに65歳で雇ってくれる会社もないだろうし。何か、副職を見つけ、65歳以降もできるようにしたいものだ。

 今までの勉強法の本の延長線上の話も多いし、初めの方にある勉強は寿命にもよい、というような話は眉唾だと思う。でも、定年後の脳の働きなどから、定年後の勉強法について、まとまった概観が得られるという意味では、なかなか参考になる。
 英会話はあきらめる(読み書きは別)とか、著者らしい。

 少しマンネリ気味だったシリーズも前作が面白かったので、また手を出してしまった。事件よりも、主人公を追い落とす工作のような部分がストーリーの半分をしめていて、興味を持てない展開だ。謎解きの方は、後半に一気に展開するのだが、スピード感というよりは、唐突感がある。このまま、シリーズを読み続けるかどうかは、次作で決めようかな、と思っている。

 国内の博物館・美術館は、どちらかといえば、(私もその一人だが)特別展目当ての入場者が多い。ところが、国立科学博物館は、常設展の入場者の方が多いらしい。いろいろな工夫がなされた展示だからであろう。本書は、その魅力が伝わる本である。
 筆者の対談形式の本なのだが、メインは写真とその説明だ。対談は、それらの展示をどのような意図で作られているかを知るのに役立つ。本書を「見ると」、上野へ行きたくなってきた。

 副題の、馬・航海・資本・電子から、名著「 銃・病原菌・鉄」のような切り口を期待したのだが、ちょっと期待外れであった。中身は結局、通史だ。著者によって、構成が工夫されてはいるが、馬・航海・資本・電子の切り口が活かされた内容にはなっていない。

 眉村卓は、司政官シリーズの大ファンである。何度も再読しっている。
 本作は、その眉村卓の長編SFということで、前から読みたかったのだが、あまりにも大作なので、読むのを躊躇していた。
 読み出したら、さすがに眉村卓で、うまい。だが、塩野七生のローマ人の物語を読んでいると、大きな事件は全て知っているので、ハンニバルに関して知識がないであろう日本人を対象とした記述は、私にはちょっと長すぎた。

 このシリーズも、そろそろマンネリかな、と思っていたら、今度はいきなり放火事件だ。放火事件の捜査が、過去の事件と交差する。新しい事件が、古い事件と交差し、主人公に危機が迫るというのは、いつものパターンだが、放火事件という今までにない事件を持ってきたところが、読ませてくれる。

 サラリーマンにとって怖い本である。私腹をこやすために不正に手を染めたのではない。出世欲という私欲はあったのだろうが、それは同時に会社のためになると思ったはずだ。
 この本は、いろんな側面で語ることが可能な本だろう。私は、政府頼みの事業が、会社の正常な判断を蝕んでしまう怖さを感じた。普通の感覚なら、絶対にしないような事業判断を、政府の後ろ盾があるのだから、ということで下してしまう。現場とは、完全にかい離されてしまった世界だ。
 今や、政府は大赤字である。はっきりいって、普通の企業なら倒産している状況だ。そんな経営しかできていない政府の言うことを聞いて、その政府の援助をあてにするなんて、民間企業の経営者としては失格だろう。現場で起きていることをはっきりと認識してほしいものである。

 ずいぶん前にアナウンスがあったのだが、自分に関係することとは思っていなかった。Windows Essentials 2012の中には、ブログエディタとして今でも使っているWindows Live Writerが含まれている。マイクロソフトのサポートが終わったからといって、使えなくなるわけでもないので、うっかりしていた。
 もはや、ダウンロードできないので、新しくPCを買ったらインストールできないのである。これは大問題だ。

https://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=8621
で、まだダウンロードできるように見える。でも、ここでダウンロードしたファイルでは、インストールできないのだ。
 たまたま、昔、インストールした時のファイルが残っていたので、新しいPCにインストールすることができた。

 高校生が、一夜明けると、中年の女性になっている。周囲の時間は、ちゃんと進んでいて、一夜明ける前の、自分と同じ年の娘までいる。
 こんな設定の小説が、違和感なく、読ませてくれる。この読後感はなんといえばいいんだろう?ちょっと不思議な読後感である。