スキルアップの最近の記事

 習得ということに関しては、1万時間という時間が一般に使われる。でも、この1万時間というのは、プロになるのに必要な習得時間であり、そうでないスキルであれば、工夫さえすれば、20時間で習得できるとうのが、本書の主張である。
 それはそうだ。プロの料理人になるなら1万時間必要だろうが、ちょっとした酒の肴を作ろうと思い立った時には、短い時間で、食べられる程度には習得したい。それを20時間という短い時間で成し遂げるための考え方とノウハウを書いた本だ。
 総論は参考になる。ただ、各論が、ヨガ、プログラミング、タッチタイピング、囲碁、ウクレレ、ウィンドサーフィンという、今の私には、興味のわかない分野だったので、各論は読んでいない。いくら20時間で習得できても、興味のないことにまでは、読み気さえ起きない。習得の第一歩は、興味なのだろう。

 起業だけが出直しではないと思うが、出直しの大きな選択肢の1つであること は確かだ。実際に50歳を超えてから起業した人との対談がこの本のウリである。 起業に至った経緯も様々で、事情があって会社をやめた、趣味が高じて、若いこ ろから起業したかった、など、いろんな事情があるものである。起業後の話もあ るので、50歳からの起業とはこういうものだ、ということが漠然とわかる。

 中高年のサラリーマンにとって、大きな個人的問題は、健康、親の介護、そして定年後の仕事だろう。年金で悠々自適という時代ではなく、60歳の定年後も働かなければ食べていけない時代である。社会で、そう言われていても、実際にどうすればいいのかわからない。
 本書は、中高年の働き方のいくつかの具体像を提示している。いづれも、明るい未来とはいえないが、現実的な選択肢である。40歳台でこれを読めれば、選択肢も広がるだろう。

 

 書く技術といっても特別なものがあるわけではない。作家というのは書くことが仕事である。そういう意味では、作家としての特殊性よりも、プロとしての仕事術としての共通性の方が多いのではないかと感じた。
 たとえば「やる気があるからやるのではなく、やるからやる気が出てくる」などという言葉はビジネス書などでもよく目にする言葉である。それ以外にも、ネタをカードにして整理するとか、ビジネスマンの仕事術にも共通の部分が多い。
 ただ、この作者は、本当に書くことが好きなのだということがよくわかる。うらやましいくらいである。本当に重要なのは、自分の仕事を好きになることなのだという当たり前のことを再認識させてくれる。。
 作家志望の人だけではなく、ビジネスマン一般の人の参考にもなると思う。

 

 現代人にとってメンタルヘルスというのは重要な健康課題である。いろいろな本も出ている。一般人にとって重要なのは心の病気にかかる前に心の疲れをとることである。
そのためには心の疲れを自覚することがまず第一である。だが実際には体の疲れはわかりやすいが心の疲れを自覚することは難しい。どのように疲れを自覚するか、疲れはどのように進行するか、などについて、具体的かつわかりやすくまとめられている。別のブログでも書いたが、何度か読み返して参考にしている本である。

 

 成果を出すためには方法論が必要という著者の議論を努力ということに対して適用してみた本である。努力そのものが尊いという考え方は努力信仰としてあっさりと否定される。努力信仰の最大の問題は、私は毎日努力していると言い聞かせそれだけで満足してしまうことがあるからである。何のために努力をするのかというと、結果を出すためである。結果を出すためにはどのような努力をしなければいけないのか、ということが重要だというのが本書のメッセージである。
 基本的な考え方に加えて、いくつかの具体的なケースに対して、このように考えてみたらどうかという著者のアドバイスが書かれている。その一つ一つのアドバイスは短いものだが、十分に納得のいくアドバイスだと思う。

 

 他のプログでも書いたことがあるのだが、私は本当に英語が苦手だ。だから避けて通れればいいのだが、そうはいかない。いつもは、英語のドキュメントを読めれば済むのだが、たまに英語で話をしなければならないことがある。その都度、少しは勉強しなければ、と思う。
 今、思っているのが、たぶん基礎がなっていないまま、受験英語で積み上げ、海外文献読破で積み上げた英語力は、伸び悩むのだと思っている。基礎は、文法、語彙力、そして発音である。私の場合、最も不足しているのは発音である。発音できないものは聴き取れないという原則で、発音ができていないので、リスニングもできないのだ。わかってはいるのだが、なかなか練習の機会がなかった。英語学校へ通えばいいのだろうが、そうでなければ、正しい発音を勉強するのが難しいのである。
 本書は、DVDで正しい発音を見ることができるという教材である。しかも、説明がうまい。最初のページにある、日本語のアの音に近い英語の母音は8個ある、というところだけでも衝撃だ。こんなこともわかっていなかったのである。母音というのは、声が舌、歯、唇などにじゃまされないで出る音のことだ、というのも初めてしった。
 中高年になってからではなく、もっと若い頃にこの本に出会っていたら、もう少し、正しい発音ができたのではないか、と思ってしまう。中高年になってからでは、結局、8個のアが本当に正しく発音でき、正しく聞き分けられるようになるかは、少し疑問である。だが、少しづつ継続しようという決心だけはしている。