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 題名からは、45歳すぎたら自分のしたいことをしよう、という本のように受け取られる恐れがあるが、そうではない。健康のためだからと言って、必要以上に「がまん」するのはやめよう、という本である。
 医療の縦割りの問題、欧米人の基準を無条件に日本人に当てはめる矛盾、など、そもそも標準血圧とか標準コレステロールとかの数値改善のために必要以上に「がまん」をすることの愚を説明する。血圧のための薬が実は無気力になる副作用がある、ということなど、本当に怖い話である。
 自分の人生なのだから、どう生きたいか、を考え、そのために健康に生きるにはどうするか、ということが重要である。病気になる確率を低くするために、血圧降下剤を飲み、副作用で鬱になっては本末転倒である。
 血圧以外にもいろいろな例が載っている。全てが正しいわけではないだろうが、参考になることも多いだろう。

 3D画像が目にいいということを言い出したのは誰なのだろうか?実際に効果があるという人もいれば、効果がないという人もいる。私は後者である。なのに、週に数回は、トレーニングとして眺めている。
 これ以上、目が悪くならないための手段として、気休めとしてやっているのだ。まあ、1回数分なので、時間がもったいないというほどでもない。ただ、題材は重要だ。つまらない題材だと、すぐに飽きてしまうのである。その点、この本は、ベスト版という名前がついているように、きれいな題材を集めている。

 

 この本のエッセンスが、呼吸法の実践方法だとすれば、「鼻から3秒息を吸って、2秒お腹の中にぐっと溜めて、15秒間かけて口から細くゆっくりと吐く」という1文だけで終わりである。
 だが、それだけでは、実際には、そうした呼吸法を実践する意義、なぜそういう呼吸法を考え出したのか、他の呼吸法とは何が違うかなどがわからない。そうしたことを知らないと、人間というのは、たったこれだけのことでも実践はできない。文庫本にして180ページ程度の薄い本なので、すぐに読めてしまう。それでいて、呼吸ということの重要性がわかる。でも、1回読んだだけでは、実は何もわかっていない。とこどき、その主要な部分を再読したくなる本である。
 筆者そのものの考えなども盛り込まれていて、単に健康の本という範疇ではおさまらないかもしれない。そもそも筆者の専門が呼吸の研究であったことを初めて知った。

 

 太ももは第2の心臓と言われ、毛細血管へ行った血液を心臓に戻すという大きな働きをしている。この筋肉は、瞬発力に必要な筋肉である白筋ではなく、中高年になっても比較的老化を防げる赤筋からなっている。この筋肉をきたえるというのが、中高年からの健康にとって重要になる。
 ただ、やみくもに鍛えるのではなく、目的別にどのように鍛えるか、ということが、この本では具体的に書かれている。しかも、それぞれの運動は、さほどの運動量も時間も必要のないもので、長続きさせることが可能である。私もここで書かれている「反復つま先立ち」という運動を、半年間、ほぼ毎日実行している。
 運動の効果があるかは正直言ってわからない。健康というのは、そういうものだろう。